能登半島地震の被災地に派遣された、車両でけん引するタイプの「トイレトレーラー」。トラック型の「トイレカー」とは異なる
東京都調布市は大規模災害に備え、荷台に水洗式便器を搭載したトイレカー1台を来年1月末に導入する。市によると、都内の区市町村で最も早い導入になるという。購入費の一部として800万円を目標に、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。(服部展和)
能登半島地震で断水などでトイレが使えなくなったのを教訓に、首都直下地震など大規模災害に備えて購入を決めた。トラックの荷台に洋式トイレ4室と多機能トイレ1室を備える。
トイレカーの車内のイメージ
多くの市民に知ってもらうため調布基地跡地運動広場に常設し、イベントの仮設トイレにも活用する。一般社団法人「助けあいジャパン」が推進する災害派遣トイレネットワークプロジェクト「みんな元気になるトイレ」に加入し、災害発生時は被災地に派遣。調布市が被災した場合、同様の車両を持つ他の22自治体(8月現在)から支援を受けられる。
購入費約2650万円のうち800万円を寄付で賄う計画で、10月31日までCFサイト「READYFOR」で受け付けている。寄付者の個人・団体名を車両後部に記載する。問い合わせは市総合防災安全課=電042(481)7346=へ。
府中市も来年度、「防災用モビリティトイレ車両」を1台導入する。来年8月ごろ納車の見通しで、購入費は約2650万円。
車両は災害発生時に避難所などへ派遣する。トラックの荷台部分に洗浄温便座付きの水洗の洋式トイレ4室と、おむつ交換台などを備えた多機能トイレ1室がある。(北浜修)
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