和歌山県産のしょうゆを使った地ビールの仕込み式が、東京都大田区の複合施設「羽田イノベーションシティ」内の醸造所であった=写真。しょうゆを提供する「角長」(同県湯浅町)の岡部隼人営業部長は式典で「これを機に湯浅がしょうゆ発祥の地であることを周知したい」と話した。
しょうゆ醸造は、鎌倉時代に中国で修行した禅僧が特別なみその製法を日本に伝えたことが始まりとされる。このみそのおけにたまった汁に、湯浅の人々が手を加え、しょうゆになったと伝えられている。
角長は1841年から湯浅でしょうゆ造りを続けている。各地の名産品を使ったビールを手がけてきた「大鵬」(大田区)がしょうゆを使った黒ビールを醸造する。ビールは12月4日に東京ビッグサイトで開催されるよい仕事おこしフェアで披露される。
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