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〈私の東京物語〉高田漣(3) 父と大滝詠一さん遭遇

2026-05-21 HaiPress

21世紀も4分の1が過ぎたというのに最近では20世紀の遺物であるアナログ・レコードが空前のブームだという。往時と違うのはその情報源で、今時は何でもネットやAIでしょうが、かつては数少なかった書籍や音楽誌、取扱店についても雑誌広告か口伝えだったと聞きます。私は子供の頃から父所蔵のレコードや、ぐゎらん堂の厨房(ちゅうぼう)横の棚などで当然のようにそれらの音盤にふれていましたが、それがいかに貴重な経験であったかを知るのはだいぶ後のことです。吉祥寺とレコードといえば忘れられない思い出があります。

父の高田渡=筆者提供

現在とは違いひっそり閑とした路地だった中道通りに芽瑠璃(めるり)堂というレコード店がありました。マニアックな品ぞろえのそのお店帰りの...

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