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戦中、戦後の在日朝鮮人の苦悩描く きむきがんさん 一人芝居 来月、立川で

2024-10-29 HaiPress

「はらぺこ男の5度目の選択」を演じるきむきがんさん=韓国・釜山で(「はらぺこ男の5度目の選択」多摩公演実行委員会提供)

滋賀県彦根市で劇団石(トル)を主宰する在日朝鮮人3世の女性、きむきがんさんの一人芝居「はらぺこ男の5度目の選択」が11月15日、東京都立川市のたましんRISURUホール小ホールで上演される。多摩地域の有志でつくる実行委員会が企画。都内での上演は初となる。

戦時中、朝鮮半島から佐賀の炭鉱に徴用された青年が過酷な強制労働に耐えきれずに脱走。各地を転々としながら終戦を迎えたが故郷には戻れず、戦後の日本を生き抜いたストーリー。大阪府池田市の李興燮(リフンソプ)さんの自伝「アボジがこえた海」(葦書房)と「続アボジがこえた海」(解放出版社)を基にした。

昨年の名古屋公演を皮切りに、これまでに京都と大阪、滋賀、韓国・釜山で上演された。

午後7時開演。大人3千円、障害者・介助者・学生は2500円。小学3年生以下は鑑賞できない。問い合わせは実行委の谷口和憲さん=電080(4624)3935=へ。(服部展和)


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