
28日投票、29日開票の東京都・杉並区長選を控え、立候補者による公開討論会が24日夜同区内で開かれた。現職の岸本聡子さん(51)、元区議の大和田伸さん(45)、国際ビジネスコンサルタントの増田義彦さん(68)、元区長の田中良さん(65)が顔をそろえ、街の活性化策などについて議論を戦わせた。(佐藤航)
21日の告示後では初となる公開討論会で、論戦の様子はインターネットで生中継された。4人それぞれが挙げた話題について議論する方式で、高齢者福祉、情報公開、学童保育の待機児童問題などについて主張や見解を述べた。
このうち、大和田さんは「楽しい杉並をつくるためにやりたいこと」をテーマに挙げ、毎年夏に高円寺で開かれる阿波おどりについて、「手狭な会場をもっと広げたい」と夢を語った。
岸本さんは「図書館と本屋さんが支え合う本の街」を提案。「本屋さんや図書館司書の皆さんの話を聞きながら、『本で人が出会う街』をやりたい」と述べた。
増田さんは、高円寺の阿波おどりの規模を広げ、「荻窪、阿佐ケ谷、西荻窪にかけて青梅街道を練り歩くような形でやるとますます盛り上がる」と話した。
田中さんは区長時代の国際交流で、台湾やウズベキスタンの人たちと接した経験を紹介。「日本のアニメにものすごく関心を持っている。アニメを通じた国際交流があってもいいと思う」と呼びかけた。
この日の討論会は、同日に開催予定だった東京青年会議所のネット討論会が中止になったのを受け、告示前に立候補予定者による「対話会」を開いた区内の住民グループ「和田堀之内町内開(ちょうないかい)」が急きょ開いた。
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