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築地市場跡地で見つかった、明治時代の「海軍遺構」を一部移設保存へ 都が7月12日に現場を一般公開

2026-06-27 HaiPress

再開発計画が進む築地市場跡地(東京都中央区)から、明治時代の海軍遺構とみられる製鋼炉の底部などが見つかり、都は一部を移設し保存することを決めた。来月12日午前9時~午後1時、現場見学会で初めて一般公開する。

◆昨年7月から始まった本格的な埋蔵文化財の発掘調査で出土

明治時代に使われた海軍関連施設とみられる遺構は、昨年7月から始まった本格的な埋蔵文化財の発掘調査で出土した。製鋼炉の底部などについて、有識者から「反射炉からるつぼ炉を利用する段階へ転換した産業技術史上の結節点の遺構で、他に類を見ない」などとする意見が出されたのを踏まえ、都はこの部分の移設保存を決めた。

発掘された海軍遺構とみられる製鋼炉の底部など(東京都提供)

築地市場は2018年の豊洲移転により閉場。昨年8月、三井不動産などが設立した事業者である築地まちづくり株式会社が再開発の基本計画を策定した。5万人収容のスタジアムやホテルなどができる計画で、2029年度から順次開業予定となっている。

築地は江戸時代の埋め立てでできた場所で、再開発する一帯には江戸幕府で老中を務めた松平定信の下屋敷の庭園「浴恩園(よくおんえん)」もあった。明治時代には海軍関連施設などができ、昭和に入り1935年に築地市場が開場した。

◆小池百合子知事「歴史、文化を知ってもらうために現場公開」

発掘調査は今後も続き、新たに貴重な遺構が出土する可能性もある。小池百合子知事は26日の定例会見で「有識者の意見も踏まえ、一部を移設保存することとした。歴史、文化を知ってもらうために現場公開の機会を設ける」と述べた。

現場見学会は無料で申し込み不要。荒天時は19日に延期する。(神谷円香)

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